TOPIX

日付 2004年1月11,12日(土,日) 天気 晴れ 気温 10℃
潜水地 秋の浜・野田浜 北東2.5m 水面/水底 17/16℃
最近の伊豆大島はイザリウオの仲間がいっぱいいっぱい出没しています。まず秋の浜では、12月からずーっと「L字の岩」の横に居着いている体長2cm程のクマドリイザリウオyg(白・オレンジバージョン)もいるし、左の砂地の奥にも新たに体長1.5cm程のクマドリイザリウオyg(白・オレンジバージョン)が発見されたし、正面の砂地近くの大きな岩には体長10cm程のイロイザリウオ(黄色・オレンジバージョン)と体長6cm程のイロイザリウオ(オレンジ)がいて、さらに、左の砂地とゴロタの際にある「かまぼこ岩」には体長2cm程のイロイザリウオyg(黄色・オレンジバージョンで斑点が水色)がいます。その他にもベニイザリウオは各所で見ることが出来ています。すごいでしょ?最近は潜っていると何かいるのでは?という期待で胸が張り裂けそうになります。こんなにたくさんカワイイ奴らが集合している事なんて、滅多にないので、このチャンスを逃さないで!!っといったような感じです。あと、左のハシゴの下には体長6cm程のコウワンテグリがちょろちょろしてます。甲殻類も結構出てきてます。イソコンベイトウガニ、ナカザワイソバナガニ、イボイソバナガニ、コマチコシオリエビ、カゲロウカクレエビ、ムチカラマツエビなどが出てますよ。次に、野田浜ですが、探していたクマドリイザリウオを今日やっと発見しました。というか教えてもらいました。体長8cm程で、体色は蛍光イエロー、模様の色はオレンジ色で、食べちゃいたくなるくらいカワイイ奴です。他にもベニイザリウオ、オニカサゴ、アカハチハゼ、アオスジテンジクダイ、ヨスジフエダイなどが見られました。
担当:古山
野田浜に出現したクマドリイザリウオ

日付 2004年1月10日(土) 天気 晴れ 気温 10℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 17/17℃
今日は1月10日なので『110番の日』だそうです。だから何?って感じですが、今日の秋の浜は水温は相変わらず17℃、透明度はちょっと白濁りしていたので15mくらいでしょうか。今日は再発見と新発見がありました。まず再発見の方は、水深10mのL字の岩近くにいたクマドリイザリウオyg(白オレンジバージョン)ですが、消えてしまったとばかり思っていたら、ずーっと同じ岩に居たそうで、今日行ってみたら普通に居ました。また、左の砂地の奥には同じバージョンのクマドリイザリウオygがいるそうです。今日、他のガイドさんが居たと言ってました。今年はクマドリイザリウオの当たり年かもしれません。噂では、深場の方にクマドリイザリウオの黒バージョンも出現中との事です。さて、新発見の方ですが、ベニイザリウオです。段落ちのちょっとした窪みにいました。こいつは体長5cm程で、とにかく汚くて、ブツブツだらけで気持ち悪い奴です。でもちょっとカワイイ感じもします。その他にも、ヒレナガネジリンボウ、オニハゼ、イボイソバナガニ、アオリイカ大群、イソコンペイトウガニ、ジョーフィッシュ、ピカチューウミウシ、カンナツノザヤウミウシ、タマゴイロイボウミウシの交接シーン、アジアコショウダイygなどが見られました。
担当:古山
日付 2004年1月9日(金) 天気 晴れ 気温 12℃
潜水地 野田浜と秋の浜 北東2.0m 水面/水底 17/16℃
今日は野田浜に初潜りしてきました。年末から黄色いクマドリイザリウオが出没しているという噂を聞いていたので、そいつを目標に潜りました。水温は17℃、透明度は20mで、流れが結構きつい海でした。最近、野田浜には入っていなかったので、丁寧にゆっくりと魚を探して泳いでいると、去年の夏から僕たちを楽しませてくれた魚達が全く持って同じ場所にいました。アカハチハゼ、ヌノサラシ、スミツキベラyg、ツユベラyg、アオスジテンジクダイ、ヨスジフエダイなどの死滅回遊魚と呼ばれている魚達がこの冬真っ盛りの伊豆大島で元気に泳いでおりました。あと、今日はラッキーな日だったのか、1mはある巨大なアオブダイのペアー、アーチの中にドチザメなどの大物を見ることも出来ました。しかし、目的のクマドリイザリウオは、出没地点の岩を20分以上探しましたが、見つけることは出来ませんでした。 午後は、秋の浜に潜りました。水温は上で17℃、下で16℃というドライスーツ専用の海でしたが、間違えてウェットスーツで潜っちゃいました。こちらも目的は新たなクマドリイザリウオの発見だったのですが、ダメでした。その代わり、1m以上はあるネコザメ、30cmしかないドチザメの赤ちゃん、ソウシハギなどの大物に出会うことが出来ました。ウミウシも多くて、サガミリュウグウウミウシ、ニシキウミウシ、ピカチューウミウシ、カンナツノザヤウミウシなどが見られました。あと、最近僕の中で話題沸騰中の黄色いイロイザリウオも少しずつ砂地に移動しながらも、今日も素敵な愛くるしい姿を見せてくれました。どうも僕の心をくすぐるヤツで30回もシャッターを押してしまいました。今日はその中から選りすぐりの3点を発表します。
担当:古山
黄色いイロイザリウオ 3点セット

日付 2004年1月8日(木) 天気 晴れ 気温 12℃
潜水地 秋の浜 南西2.5m 水面/水底 17/17℃
水温が2℃も上がり、ちょっと暖かくなった秋の浜の情報をお伝えします。透明度は相変わらず良く、20mは見えている感じです。今日は正面の根から左の砂地を潜ってきました。今日は見所がたくさんあります。3つもあります。1つ目は、ベニイザリウオの産卵間近のペアーです。水深26mの大きな岩の下にひっそりと隠れていました。メスのお腹ははち切れんばかりに大きく、そんな彼女を彼氏が守っているような、そうでないような感じでした。2つ目は左の砂地から目だけを潜望鏡の様に出して周囲を伺っていたアサヒガニです。甲羅の長さが8cmくらいの小さなヤツでしたが、なかなか探しにくいカニなのでラッキーでした。3つ目は、イロイザリウオの水中移動シーンです。岩から岩へ約1m程泳いでいました。その姿はこの世の物とは思えない程、愛らしく愛おしい感じでした。その他にも、ツユベラyg、アジアコショウダイyg、ネジリンボウ、コブヌメリ、コガネキュウセンygなどが見られました。
担当:古山
水中移動中のイロイザリウオ      大急ぎで潜ろうとしているアサヒガニ

日付 2004年1月7日(水) 天気 晴れ 気温 7℃
潜水地 秋の浜 北東1.5m 水面/水底 15/15℃
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今日は2004年度の初潜りに行って来ました。でも去年から今年にかけて「年越しダイブ」をしたので、今日は新年2本目になるのかもしれません。年越しダイブといえば、初めて経験したのですが、これが本当に素晴らしいダイビングとなりました。大晦日の23時過ぎであるにもかかわらず、秋の浜に集まった人の数はなんと約150人!その人達が一斉に同じ時間帯に海に入るので、150個の水中ライトが夜の海を照らしており、まるで真っ昼間に潜っているようでした。全員のタンクには色とりどりのケミカルライトが点灯しているし、ハシゴはクリスマスのようにライトアップされてるし、陸上では花火が打ち上げられてるし、150人が一斉にカウントダウンして水中で抱き合っていたりと、通常では経験出来ない異様な世界が繰り広げられていました。ちょっとやみつきになりそうです。ただ、その時間までお酒が飲めないのがつらい所です。さて、今日のダイビングですが、とにかく寒かったです。気温も低けりゃ、水温も15℃という厳しいコンディション。透明度は15m以上ありましたが・・・。そんな冷たい海なのに魚は多く、ミゾレチョウチョウウオyg、ツマジロモンガラyg、カモハラギンポなどの死滅回遊魚もまだまだ元気に動き回っていたし、タカベ、イサキ、ヒラマサ、アオリイカなどの大群がガンガン泳いでいました。あと、年末に見つけた大きな黄色いイロイザリウオも健在でした。浅場のクマドリイザリウオygは消えてしまいましたが、左の砂地の水深20mくらいに同じ様な個体がいるという情報もあるので、まだまだクマドリイザリウオを見るチャンスはあります。
担当:古山
大きくて黄色くて魅力的なイロイザリウオ