TOPIX

日付 2003年5月31日(土) 天気 大雨 気温 20℃
潜水地 秋の浜 南4.5m 水面/水底 21℃/21℃
台風4号が大接近しそうですが、何と!秋の浜は穏やかなものです。しかし、大雨の為、赤土混じりの雨水が流れ込んでしまい、左の梯子の下は透明度0ってな感じでした。水中も底揺れも流れも殆ど無く、透明度も10m位はありました。今日の見所はエントリー口から流れ込む赤土です。滝の様に流れていて、なかなか見られない光景でした。正面にいたハナタツがここ最近いないなーと思ってましたが、今日はいました。よかったです。
担当:古山
滝のように流れる赤土混じりの雨
日付 2003年5月30日(金) 天気 快晴 気温 22℃
潜水地 秋の浜 東2.5m 水面/水底 21℃/21℃
台風4号は沖縄からそのまま北上したとの噂です。今日の所は伊豆大島の海に台風の影響は殆どありませんでした。昼間は何かと忙しかったので夕方6時に潜りました。海の中は多少うねりはありますが、とっちかというと穏やかな海でした。左の砂地に行き、ヒレナガネジリンボウ、オニハゼなどを見てきました。今日の見所は寄生虫をつけたイチモンジハゼです。こいつの背中にはグルグルの寄生虫が2つも着いています。昔、雑誌で寄生虫が着いて魚の記事が載ってましたが、伊豆大島にもいるのです。
担当:古山
寄生虫をつけたイチモンジハゼ
日付 2003年5月29日(木) 天気 快晴 気温 25℃
潜水地 野田浜 東2.0m 水面/水底 21℃/21℃
台風4号が着々と近づいている今日この頃ですが、うねりの調査のため、僕は野田浜に、保さんは秋の浜に潜りました。今日の所は両方とも大丈夫でしたが、浅場には多少うねりが入っています。透明度の方も悪くて大体6〜8m位でしょう。さて、野田浜ですが、ノダラーとしてバッチリと潜ってきました。今日の見所はソメンヤドカリです。地味だなーと思っている人も多いと思いますが、今日のソメンヤドカリは目に力がありました。クルクル模様の目は緑色と白色で彩られており、見る者に感動を与える目をしていました。あとはウミウシを3匹程見ました。ハナオトメウミウシ、シロタエイロウミウシ、アオウミウシでした。そういえばもう一つの見所として、イソコンペイトウガニがアーチの上のトゲトサカに着いていました。こいつの何とも言えない容姿を見た僕は、「もしかしたら、コンペイトウに似てるからイソコンペイトウガニって名前なんじゃないのー?」っと、またまた鋭い勘を働かせてしまいました。そんなこんなしながら、最後の水路ではジャンボアメフラシを見つけて、「今日も野田浜は最高!」と呟きながら上がってきました。
担当:古山
クルクルとした目が素敵なソメンヤドカリ
日付 2003年5月28日(水) 天気 快晴 気温 25℃
潜水地 秋の浜 南西2.0m 水面/水底 22℃/21℃
今日は気持ちの良い青空です。まるで夏の様な日差しが僕の真っ白い肌を突き刺しています。さて、海の方ですが、台風の影響なのか浅場のー10mまではウネリによる底揺れがあります。正面の根の棚の上にハゼを探しに行ったのですが、水温が暖かいせいか、たーくさんのハゼが穴から顔を出していました。ネジリンボウ×1、ヒレナガネジリンボウ×2、オニハゼ×6、ヒメダテハゼ×6と、本当にそこらじゅうハゼだらけの「ハゼ天国」でした。略して「ハゼ天」でした。しかし、今日の見所はハゼではなく、超珍しいウミウシ「クチナシツノザヤウミウシ」です。ウデフリツノザヤウミウシの仲間なのですが、体色が赤と紫の縦縞模様という妖しく美しいウミウシです。当然のように僕は初めて見ました。そこで興奮しながらも持っていたデジカメで10枚程激写したのですが、これが何と大失敗で、一つとして良いカットがありませんでした。そんな恥ずかしい写真ですが、とりあえず本当にいた証拠として載せておきます。
担当:古山
下手な写真ですがクチナシツノザヤウミウシ
日付 2003年5月27日(火) 天気 気温 20℃
潜水地 秋の浜 北東2.5m 水面/水底 20℃/20℃
今日も朝から土砂降りの雨でしたが、午後になると晴れ間が見えてきました。明日は良い天気になるそうです。さて本日は、保さん、五十嵐さん、古山の3人で新しい見所となる生物を探しに行こうぜー!っとハイテンションになりながら潜りました。結果としては、それなりにがんばりましたが、「これは!」という生物に出会うことは出来ませんでした。残念・・・。「透明度が7m位だったし、雨だったので暗かったからしょうがないな!」っと自分達を慰めながら帰りました。さて、そんな中での今日の見所としては、ハナキンチャクフグでしょうか。3cm位の大きさで、目の周りには縁取りがあり、非常にキュートなフグです。姿形が似ているシマキンチャクフグというフグもいますが、多分、ハナの方だと思われます。その他にも海綿に入っているモクズショイや、2cm程のネジリンボウ、口と口を噛み合っているコクチフサカサゴ、クルクルと回転し合っているオハグロベラなどが見られました。
担当:古山
ハナキンチャクフグ
日付 2003年5月26日(月) 天気 気温 17℃
潜水地 野田浜 北東2.5m 水面/水底 20℃/20℃
昨日に引き続き北東の風が強く、台風のうねりが入っている為、秋の浜は諦めて野田浜に入りました。陸上から見た感じでは水面も穏やかで、うねりも無さそうでしたが、入ってみるとビックリする程、透明度が悪く、目の前には海草が張り付いてしまい、どうなってるの?って質問したくなるような海でした。という訳で、ガイドロープから手を離す事もなく、そのまま引き返してきました。そんな中でも1枚だけ写真を撮ってきました。それはマツカサウオの幼魚です。体長4cm、体色:ゴールド、瞳:コバルトブルーという最高にゴージャスな感じのするヤツでした。その他には、アオリイカの卵、ニザダイ、メジナ、ブダイ、ハマフエフキ、ノコギリヨウジ、オトヒメエビ、ヒメギンポなどをチラッと横目で見てきました。
担当:古山
ゴージャスなマツカサウオ
日付 2003年5月25日(日) 天気 曇り 気温 21℃
潜水地 秋の浜 北東2.5m 水面/水底 21℃/20℃
台風がやって来ました。名前は「台風3号」です。小笠原方面から北上中という事なので秋の浜にもうねりが入っていました。その影響で水中には色とりどりの海草が乱舞しております。さて、今日は金曜日に発見されたオオモンイザリウオygを拝みに行きました。早速、話題のポイントへ行ってみると、何とも素敵な3cm位の真っ白なヤツが海綿にへばりついていました。初めてオオモンイザリウオを見た僕は「まさに、オオモンっぽいな!」っと思いました。浅場では、キイボキヌハダウミウシを見ました。真っ白い絹の様な体に、黄色いイボが目立つ名前通りのキュートなウミウシでした。段落ちには10cm位の大きめなベニイザリウオがいました。体は黄色で頭のてっぺんだけピンク色の変なヤツでした。明日は台風3号が接近するので潜れないかもしれません。その時はLOGが書けませんが何か書きます。
担当:古山
オオモンイザリウオの幼魚           キイボキヌハダウミウシ
 
日付 2003年5月24日(土)午後 天気 曇り 気温 23℃
潜水地 秋の浜 北東2.5m 水面/水底 21℃/20℃
今日は気温も風も僕の体に心地よい過ごしやすい一日でした。さて、今日の海はというと、透明度がガクンと落ちてしまい、6〜8m位しか見えません。全体的に白く濁った感じです。それでも僕の大好きなアメフラシは元気に産卵していました。今日一番見所は、オラウータンクラブです。正式名では無いのですが、そう呼ばれているカニによく似ています。図鑑にはクモガニ属の一種と書いてあります。とにかくオラウータンみたいなので面白いですよ。出現した水深も6mと浅いので観察には最適です。その他には、アカホシカクレエビ、アオウミウシ、ヘラヤガラyg、ホソウミヤッコ、ジョーフィッシュ、ビシャモンエビ、ネコザメ、オニハゼ、ベニイザリウオなどが見られました。午前中に野田浜に行ったのですが、そのときにはハナタツ、ホソウバウオ、ハオコゼ、シマアジとカンパチの玉状の群れ、テングダイ、コロダイなど、結構そそられる生物を見ることが出来ました。あなどれないぞ!野田浜って感じでした。
担当:ノダラー古山
オラウータンみたいなオラウータンクラブ(わかりづらい写真でゴメンなさいね!)
日付 2003年5月23日(金)午前 天気 晴天 気温 23℃
潜水地 秋の浜 東1.5m 水面/水底 22℃/20℃
大物が出たよ速報
庭で芝刈りをしていると、保さんが自慢げに帰ってきたのでどうしたのか?と思ったら、なんと!ビックリ!「オオモンイザリウオの幼魚(白色)を見たぜー!」っと自慢されました。すごいでしょ!体は本当にに真っ白で、つぶらな目がとってもキュートな逸品です。皆さん、こぞって見に来てね!!!
担当:古山、情報:保
オオモンイザリウオの幼魚(ホワイティー) photo by SHIGETOMO
日付 2003年5月22日(木) 早朝 天気 晴天 気温 20℃
潜水地 秋の浜 南1.5m 水面/水底 20℃/19℃
今朝こそは一番乗りだと大急ぎで秋の浜に向かいましたが、今日も先客が2名もおりました。どうやら、ハナタツのハッチアウトの撮影が目的の模様です。さて、海の中は透明度は10m弱のまま変わらず、パッとしない状態です。今日は大物バンバンでした。エントリーしてすぐに、キビナゴの群れが水面を覆っているなと眺めていると、それを狙って4匹のヒラマサが現れました。おーすげーっと叫んでいると、さらに上の方からウミウが突っ込んできて、パクっパクッとキビナゴを食べていました。余りにも興奮しすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました。アハハ!次にネコザメの卵を探していると、間違ってネコザメの母親を見つけてしまいました。卵が見たかったのに親しかみつからずに本当に残念です。その他の大物として、イシダイ、イシガキダイ、テングダイ、イシガキフグの大きいのを見ました。
担当:古山
ネコザメの母親
日付 2003年5月21日(水) 早朝 天気 晴天 気温 22℃
潜水地 秋の浜 北東1.5m 水面/水底 20℃/19℃
今朝も5時から一番乗りでエントリーするぞっと張り切って秋の浜に行きました。しかし、既に先客が2組もいたのでビックリこいちゃいました。上には上がいるんだなーと思いつつも、明日は負けないように4時に行こう!と心に決めました。(まだ日が昇ってないけどね・・・)さて、海の中はというと、水温は暖かいのですが、透明度が下がってしまい10m弱ってな感じでした。今日は「旬な魚」にジョーフィッシュネジリンボウを追加するべく、この2匹を激写する目的で潜りました。ジョーフィッシュの居る饅頭岩に向かう途中、ミノカサゴの幼魚、お腹に卵を蓄えたホソウミヤッコ、イガグリウミウシ、ハナタツなどがいました。さて目的の饅頭岩に到着しショーフィッシュを探すと、今日は3匹も顔を出していた為、一体どの個体を激写すれば良いものか?と悩みまくり、普段から優柔不断な僕はもうどうにかなっちゃいそうでした。結局、一番近くに居た個体をスクープしてきました。さて、もう1つの狙いであるネジリンボウを左の砂地で探していると、やっとの事で黄色い頭を確認出来ました。しかし、こいつの背ヒレは長ーく伸びており、どう見てもヒレナガネジリンボウでした。僕の目的はネジリンボウなのになーっと一瞬思いましたが、別にヒレナガだろうが、ヒレミジカだろうが、どうでも良いやと開き直ったおかげで、立派なスクープを撮ることができました。これでまた旬な魚が増えました。
担当:古山
ジョーフィッシュ                ヒレナガネジリンボウ
日付 2003年5月20日(火) 午後 天気 気温 18℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 20℃/19℃
午後はまるまる砂地の探索に行って来ました。砂地に向かう途中の水深7mでアオリイカのご夫婦に会いました。結構仲良く寄り添いながら泳いでいました。せっかく入れたイカ魚礁だから卵を生んでくれますようにと祈りながらお別れをしました。砂地に降りるとヒレナガネジリンボウ、ネジリンボウ、オニハゼ、ダテハゼ、ミナミダテハゼなどのハゼ達が元気にヒョコヒョコしていました。砂地の際にある大きな岩にいたイロイザリウオのBABYを探していたら、たった1週間でめちゃくちゃ成長しており1cm程だったイロイザリウオが、なんと!5cm程のベニイザリウオに変身しておりました!!もう本当にビックリして咳き込んでしまいましたが、落ち着いて冷静に考えると何かおかしいことに気づきました。そういう事で残念ながらイロイザリウオのBABYは姿を消してしまいました。(僕の目は結構節穴なのでまだ居るかもしれませんが・・・。)梯子の手前ではタツナミガイが産卵をしていました。タツナミガイは見た目はまるで海綿そのものだけど、容姿はアメフラシという訳の分からない生物です。彼らの卵はアメフラシと似ている紐状のものですが、色が黄土色なので親に似て地味な感じです。
担当:古山
アオリイカのご夫婦               タツナミガイ産卵中継
 

      これが              これもんになりました!
 
日付 2003年5月20日(火) 朝 天気 曇り 気温 19℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 20℃/19℃
今朝は暖かい曇り空です。秋の浜に向かう途中、たくさんのモンシロチョウを見ました。その数ザッと数百匹!一面真っ白って感じでした。海の中は透明度が12m位で水温は20℃という過ごし易い季節になってきました。今日は正面の棚の上を見に行ったのですが、アカオビコテグリが数匹いました。もうすぐ繁殖シーズン到来という事なので、縄張り争い、求愛、産卵シーンが見られるかも!その他にもビシャモンエビを4匹も見ました。今まで見たことが無かったのに、ここ最近はたーくさん見かけます。こいつらもシーズンなのでしょうか?段々と生物が増え始めている秋の浜よりお送りしました。
担当:古山
アカオビコテグリ                ビシャモンエビ
日付 2003年5月19日(月) 午前 天気 気温 19℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 19℃/18℃
今日も雨です。予想では明日も雨です。そういえば昨日も雨でした。伊豆大島は梅雨っぽいお天気が続いてます。さて今日は昨日よりは気温が上がり、風もおさまってきたので陸上での着替えも楽々です。さて、海の中はというと、水温が僕にコンピュータでは19℃でしたが、保さんのコンピュータでは22℃と表示される程に暖かい海でした。透明度は12m位でした。現在、秋の浜には4匹のハナタツがいます。今日はそのうちの1匹をじっくり見つめてやりました。お腹が大きく膨らんでおり、今にも生まれそうって感じでした。ジョーフィッシュは今日もキョロキョロ周りを見渡しており挙動不審な動きをしていました。そのすぐ横にはミヤケテグリ(多分そうだと思う・・・)がいて、挙動不審なジョーフィッシュを不思議そうに見つめていました。あとは、オハグロベラのオス同士が縄張りを争って大喧嘩していたので間に割って入って、「喧嘩をやめてー!」と叫びながら仲裁をしました。
担当:古山
日付 2003年5月18日(日) 午後 天気 曇り 気温 16℃
潜水地 王の浜 北東2.5m 水面/水底 18℃/18℃
秋の浜が荒れ模様のため、王の浜に潜りました。昨日も今日も気温が低いし風が冷たいので、冬に逆戻りした様な錯覚に陥ります。さて海の中はというと流れも無く、底揺れも無かった為、ホンダワラが揺れていない落ち着いた状態でした。今日は回遊魚や群れをたくさん見ました。まずはキビナゴのカーテンをくぐり抜けて行くと、それを狙っているヒラマサ2匹を見かけました。次に根の下の穴の中を覗き込むと、そこにはとてつもなく大きな魚の頭があり、鋭い目で僕のことをギロリと見つめていました。そいつの正体は1.5mはあろうかというクエでした。どうやらこの穴はホンソメワケベラのクリーニング屋さんになっているみたいで、この巨大クエは気持ちよさそうに掃除されていました。その穴をずーっと眺めているとひっきりなしに大きな魚達がやってきました。巨大テングダイ、コロダイ、アカハタ、タカノハダイ、ハマフエフキがおよそ10分の間に次々とクリーニングされて行きました。最近の王の浜は本当に面白い!
担当:古山
日付 2003年5月17日(土) 朝 天気 小雨 気温 16℃
潜水地 秋の浜 東2.0m 水面/水底 18℃/18℃
今日は大潮です。秋の浜は信じられないくらいに流れていて、捕まってないとどうにかなっちゃいそうでした。そんな状態だったので、すぐに上がってしまったのですが、砂地にちょろっと行って来ました。水温が上がったせいか色々なハゼが大量に顔を出していました。ダテハゼ、ヒメダテハゼ、ミナミダテハゼ、オニハゼなどが見られました。他にはイロイザリウオのBABY、アメフラシの産卵シーン、ハナタツなどが見られました。
担当:古山
アメフラシの産卵シーン

日付 2003年5月16日(金) 午後 天気 気温 18℃
潜水地 秋の浜 北東1.0m 水面/水底 19℃/18℃
午後になりようやく風が収まったので久しぶりに秋の浜に入りました。エントリーして感じた事は、「あったかーい&透明度いいー」って事でした。水温は19℃あるし、透明度も15m弱は見えていたと思います。今日はネコザメの卵を探しに行きました。なんと簡単に見つかりました。それは何故かと言うと、保さんが一緒に潜って教えてくれたからです・・・。その後、明日来島するお客様にリクエストされているインターネットウミウシを確認しに行きました。なんとまたもや簡単に見つかりました。それは何故かと言うと、先日、東京で新しいマスク「マンティスのブラックシリコン」を買ったからです。このマスクは有名なガイドさん達が愛用するほど人気があり、これを装着すれば何でも見つけられちゃう不思議なマスクです。そういう事なので、今後の僕は何でも見つけちゃう凄腕ガイドになる事でしょう。その他にもヒレナガネジリンボウ、アナモリチュウコシオリエビ、ビシャモンエビ、ハナタツ、オニカサゴのペア、イトヒキベラ(婚姻色)などが見られました。
担当:古山
保さんが見つけたネコザメの卵
日付 2003年5月16日(金) 朝 天気 気温 16℃
潜水地 野田浜 北東2.0m 水面/水底 17℃/17℃
今朝も引き続き北東の風が吹いていたので秋の浜は諦めて、野田浜に入りました。水面もザワザワしてるし、水中も底揺れしれるし、透明度は8m位だし、そんなに良いコンディションではありません。そんなこんなで、今回で野田浜3DIVE連続という珍しい記録を残し、「俺ってノダラーじゃん!」と独り言をつぶやきました。さて海の中ですが、昨日見たハナタツもニイニイウミウシも姿を消し、これといった生物を見られぬままアーチをくぐり、Uターンするとテングダイのペアーが仲良く漂っていました。そのまま、良くアオブダイが入っている穴を覗くと、なんとビックリ!本当にアオブダイが入っていました。しかもペアーで、大きい方はやばい位に大きかったです。歯をグワッと剥き出しにして僕を威嚇していました。僕も歯をグイッと出して威嚇返しをしてやりました。そんな最中に激写したのが下の写真です。後は人前なのに思いっきり求愛しあっているヒメギンポのカップルをじっくり観察してやりました。
担当:古山
僕を威嚇中のアオブダイ           熱愛中のヒメギンポ
日付 2003年5月15日(木) 夜 天気 気温 17℃
潜水地 野田浜 東3.0m 水面/水底 167℃/15℃
今日は過剰サービスの一環としてナイトダイビングのLOGも掲載しちゃいます。何故、ナイトかというと「サンゴの産卵が見たいから」という突拍子もない理由です。単純に沖縄では5月の満月の大潮周りに産卵するというかじった知識だけを便りに運が良ければ見られるだろうと思って潜っちゃいました。夜の野田浜は波打ち際に大量のキビナゴが群れていました。網があれば大漁でしょう。さて肝心なサンゴの産卵ですが、本当にチョットだけ運が悪かった為、見られませんでした。それでも夜の海は神秘的で結構なレア物に出会えました。1番目は多分ハッチアウトしたばかりのミミイカのBABYです。多分、ミミイカだと思います。TOTALLで10匹は見ました。2番目は珍しいであろうウミウシでニイニイミノウミウシです。当然、僕は初めて見ました。沖縄では良く見られるそうです。明日はいよいよ満月ですので本当にサンゴの産卵が見られちゃったりして!
担当:古山

ミミイカのBABY?              ニイニイミノウミウシ?
日付 2003年5月15日(木) 午後 天気 気温 17℃
潜水地 野田浜 東3.0m 水面/水底 17℃/17℃
今日は東風が強く、秋の浜にはノースショアばりのチューブが出来ていましたので、西側のポイント野田浜を潜りました。風が変わったのか水面は相当ざわついていました。水中は落ち着いてるだろうと思ったら、半端じゃない底揺れが僕を待ち受けていました。そんなこんなしながらもアーチへ向かう根の壁をゆっくりじっくり探しているとムカデミノウミウシ、ニシキウミウシ、アオウミウシなどがちょこちょこと見つかりました。婚姻色バリバリのヒメギンポが大量にいたので求愛行動を観察していたら、ヒメギンポが動いた先にハナタツがくっついていました。野田浜でハナタツに出会ったのは僕が大島に来てからは初めてだったので相当うれしくて思わず最近覚えたてのゲッツを水中でやってみました。一人でやると寂しいことが判明しました。その他にはメジナ、スズメダイ、アカハタ、キンギョハナダイ、ルリハタ、イシガキダイ、ハオコゼなどが見られました。特にスズメダイは最近、餌付けされているのか僕の周りというか目の前をしつこい程にまとわりついてきました。このしつこさはハマフエフキに負けない程です。噂では最近の野田浜はイロイザリウオやベニイザリウオも出現しているらしいので今年の夏は「野田浜ブーム」がやってくると僕は予想しています。夏が来れば「ノダラー」になっている僕に会えるかもしれません。
担当:古山

 野田浜で発見されたハナタツの「ノダハナちゃん」
 (ちょっとおやじギャク風に命名してみました)
日付 2003年5月15日(木) 朝 天気 気温 17℃
潜水地 王の浜 東3.0m 水面/水底 19℃/19℃
お待たせしました!4日振りのLOGになります。今朝はあいにくの雨模様で、風も東風が強いという事なので秋の浜は諦めて王の浜に行ってきました。島影になるため穏やかな海でした。最近、水温がグーンっと上がり、秋の浜でも20℃あるそうです。王の浜も19℃あり熱いくらいの海でした。いつもの様にガイドロープ沿いに進み、段落ちまで到着すると、その先は伸びに伸び切ったホンダワラの草原でした。波で揺られているホンダワラを見ていると本気で気持ち悪くなり、久しぶりに水中で吐いてしまいました。そんなこんなしながら最初の根に行くと、ホンダワラの隙間にアオリイカの卵を発見しました。まだ生んだばかりの新鮮卵って感じでした。近くには大きなアオリイカが中層を泳いでいました。さらに切れ目を抜けて次の根に行くと、根の上の方を大きな黒い影がゆっくりと泳いでいるのが見えました。「何かなー?」とニヤニヤしながら近づくと、なんと!カメでした。早起きは三文の得と言いますが、本当にラッキーな出会いでした。その他にもコロダイの成魚×7匹、テングダイ、マツカサウオ、アカマツカサ、ムナテンベラなどが見られました。
担当:古山

 アオリイカの卵
日付 2003年5月11日(日) 朝 天気 晴れ 気温 16℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 17℃/17℃
今朝は日の出と共に秋の浜に行ったので当然一番乗りだと思っていたら先客が2組もいてビックリしました。最近は日中は暖かいのですが、朝と夜はちょっと肌寒い感じです。海の中は水温が1℃あがり17℃になりました。この1℃の差が大変大きく、とっても暖かい海に感じました。水温に反比例して透明度は10m弱に落ちました。さて今日は新しいネタを探しに右の根の付け根付近を調査しに行ったのですが、結構珍しいウミウシをいっぱい発見しました。まず最初は外人のウミウシでエクソブタータさんです。ミノウミウシの仲間なのですが、透明な体に透けた内蔵が見られる面白いヤツです。ミノの部分は先端から黄色→青紫→肌色とカラフルで見た目もイケてました。次に見つけた大物ウミウシは体長1.5cm程のキカモヨウウミウシです。去年、「これは本当にレア物だよ!」と保さんが言っていたのを思い出しつつ10分も観察してしまいました。その他にもサラサウミウシ、ムカデミノウミウシ、ハナミドリガイ、アオウミウシ、キイロイボウミウシ、コイボウミウシ、ニセイガグリウミウシなどを一気に見ることが出来ました。最後にエントリーの根の左側の壁には、オトメウミウシがたーくさんいました。泳ぎながら何となく見ただけなのに5匹も発見しました。この以上発生はなんなんでしょう?ちなみに、僕はオトメウミウシをはじめて見ました。
担当:古山
日付 2003年5月10日(土) 午後 天気 晴天 気温 23℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 16℃/16℃
日中は結構気温が上がるためウェットに着替えるのもらっくらくです。さて海の中は朝と変わらぬ透明度&水温でした。右の根にいるというソウシイザリウオに目標をさだめて潜りました。エントリーしてすぐにハナオトメウミウシを見ました。浅場にあるテーブルサンゴにはキモガニが越冬していました。まだコバンハゼなどは付いていないようです。そのまま浅場を移動していくと、とてつもなく大きなカゴカキダイが群れていました。一番大きいヤツなんか30cmはあるようでした。カゴカキダイの常識を覆す画期的な出会いでした。そのまま右の根の浅場を移動するとテングダイが2匹いました。噂では小さいテングダイが20匹くらい群れているらしいのですが、僕は出会ったことがありません。さて、問題のソウシイザリウオですが、なんと!また見つけられませんでした。アハハハー!明日こそ見つけてやります。今朝のLOGでアメフラシの産卵や交接の事を書きましたが、午後潜ってみると秋の浜のハシゴより浅場にはアメフラシの卵でいーっぱいでした。その他にもキイロイボウミウシの交接シーンもまじまじと見ることができました。生殖器まで丸見えでした。ムフフフフ!今日は産卵・交接フィーバーの日でした。よく、大潮の日には産卵行動が多いと聞きますが、今日は小潮です。ウミウシには潮なんて関係無いのかもしれません。
PS2. まだアオリイカは産卵していない模様です。
担当:古山
日付 2003年5月10日(土) 朝 天気 薄曇り 気温 16℃
潜水地 秋の浜 北東2.0m 水面/水底 16℃/16℃
今朝も肌寒い気温でした。ウェットに着替える時はちょっと気合いが必要です。海の中はちょっとだけ透明度が上がり15mは見えるような気がしますが、水温は相変わらず16℃と寒い海です。今日は浅場のアメフラシの数が異様に多く、交接しているカップルも多く見かけられました。しかもハシゴよりちょっと浅場の所では産卵をしているヤツもいました。頭の部分からピンクやらオレンジやら黄色の糸のような卵をゆっくりゆっくりと岩に吐き出していました。しかもそいつの後ろには別のアメフラシが乗っかっており、産卵中に求愛しているようでした。さらに、そいつの後ろにも別のやつが乗っかっており、完璧な三角関係の泥沼な状況となっていました。今日の日中はアメフラシの産卵ラッシュかもしれません。その他には一昨日見つけたモクズショイイロイザリウオのbaby、オニハゼなどがいました。最近、岩穴を覗くとノコギリヨウジが頻繁に見られるようになってきました。去年の夏のようにオイランヨウジやダイダイヨウジなどが出てきてくれると嬉しい限りです。
PS. まだアオリイカは産卵していない模様です。
担当:古山
日付 2003年5月9日(金) 午後 天気 晴れ 気温 21℃
潜水地 秋の浜 北東3.0m 水面/水底 16℃/15℃
午後になり風も少しだけおさまったので「潜れるかなー」っと思いつつ秋の浜に行ってみると、そこにはとっても穏やかな海が僕を待ち受けていました。エントリー口は多少波をかぶってはいましたが全然NO問題でした。駐車場には地元のガイド仲間がいて、「右の根にインターネットウミウシソウシイザリウオがいるよ!」ということなのでそっち方面に行って来ました。教えてもらった岩に行ってみると大きなインターネットウミウシがビタッと付いていました。とっても綺麗な模様で見ていてうっとりしてしまいました。そこからソウシイザリがいると教えてもらった場所に行ったのですが残念ながら見つけることが出来ませんでした。自分の節穴な目に腹が立ちましたが、その代わり大きなテングダイが2匹も見ることができました。テングダイも大きいと結構迫力があって怖いくらいでした。その他にはレンテンヤッコ、ハナタツ、オビアナハゼ、ネンブツダイの群れなどが見られました。インターネットウミウシはこの時期を逃すと来年までもう見られなくなるよ!っと言われました。是非このラストチャンスをお見逃しなく!!!
担当:古山
日付 2003年5月9日(金) 朝 天気 曇り 気温 13℃
潜水地 王の浜 北東4.0m 水面/水底 16℃/16℃
今朝は北東の強くて冷たい風が吹き付けていた為、島影になる王の浜に潜りました。先日設置したガイドロープのおかげで浅瀬を楽に移動する事ができます。一つ目の根に行くと、目の前にキビナゴの壁が現れました。その数なんとウン万匹!(数えてないけどね)そのキビナゴの壁を押しのけていくと海の色がとっても青くて透明度なんて30mはありそうな感じでした。沖合の根に向かって泳いでいくと、大きなクエが泳いでいました。そのクエが泳いでいった先にはコロダイの群がいました。その数なんと16匹!(これは数えました)しかも体長60cmオーバーの成魚ばかりでした。コロダイの成魚が群れているシーンは初めて見ました。その後、根沿いに泳いでみましたが、当然のようにマツカサウオの群れがいたる所にいました。根の中腹にはカガミチョウチョウウオ、イシガキフグ、テングダイ、ミナミゴンベ、ガラスハゼなどがいました。こんだけ透明度もよくて大物にも会えたし、今日の王の浜は最高だなーっと思いながら帰ろうとしたら、目の前に紫色の物体がヒラヒラと泳いできました。その1cm位の物体をよーく見るとなんとムラサキウミコチョウでした。とっても綺麗なムラサキというかブルーで、その遊泳する姿はまるでクリオネのようでした。本当に今日の王の浜は最高でした!
担当:古山
日付 2003年5月8日(木) 午後 天気 晴天 気温 23℃
潜水地 秋の浜 南西4.0m 水面/水底 17℃/14℃
約束通り午後も3時から潜ってきました。雨もやみ、晴天になり、海の中も明るくなり、とってもすがすがしい気分になっちゃいました。噂でアサヒガニが出没しているという事なので、探し方も分からずにちょっと行ってみました。案の定、見つかりませんでした。今度、その探し方のテクニックを教わってきます。さて、今回の見所は、ビシャモンエビでした。3匹も見ちゃいました。もう一つの見所は、段落ちではなく正面の大きな岩に赤いハナタツが帰ってきていた事です。このハンタツはとっても大きくて綺麗な個体なので是非見て欲しい逸品です。あとはサツマカサゴ、アカホシカクレエビ、モクズショイなどが見られました。あと、水深10m位にいつも群れているキンギョハナダイが今日は一段と大量に群れていたような気がします。その場所で水面を眺めると、一面キンギョハナダイだぜって感じでした。普通に見られる魚でもいっぱいいるとうれしいなって事を実感しました。明日も朝からLOGを書いちゃうぞーーーっと思いつつ、もう眠ろうと思います。
担当:古山
日付 2003年5月8日(木) 朝 天気 気温 23℃
潜水地 秋の浜 南西4.0m 水面/水底 17℃/16℃
昨日ホームページをリニューアルして世界一早く伊豆大島の海の情報をお届けする約束をしたので、せめて最初くらいはちゃんとやらなきゃと思い、朝7:00からエントリーしました。今日の大島は南西の風が強く、家の中にいてもビュービューと風の音がなっています。しかし、秋の浜はちょうど島影になるため穏やかな海でした。海の中は少しだけ透明度が上がり12m程度は見えていたと思います。今日一番の発見は段落ちの手前の岩穴にとっても大きなモクズショイが3匹も入っていた事です。赤い海綿のヤツ、黄色い海綿のヤツ、薄汚れた海綿のヤツが同じ穴にいるなんてとってもラッキーな出来事でした。その後、左のイカ魚礁をチェックしに行きましたが、まだ卵は付いていませんでした。砂地は水温がギューンッと低かったためかハゼ系もあまり顔を出していませんでした。帰りながらイロイザリウオのbaby、ハナタツ、ヒメギンポのペア、ヘビギンポの婚姻色などが見られました。今日、もしも午後に潜るような事があれば、そのLOGも書いていこうかと思います。1日に2回のLOGをお届けするのも多分、Y’sドリームだけでしょう。すごいでしょ。ってまだ書くと決まったわけではないけどね。
担当:古山
日付 2003年5月6日(火) 夜 天気 晴天 気温 20℃
潜水地 秋の浜 南西1.5m 水面/水底 18℃/17℃
光るニホンアワサンゴが本当にピカッっているのか確認するため、ナイトダイビングをしてしまいました。時刻は19:30。久々のナイトでちょっと怖かったのでハシゴを使ってそろりそろりとエントリーしました。夜の海は想像以上に夜光虫が多くて、波打ち際がピッカピカに光っていました。さて、本題のニホンアワサンゴですが、その場所に恐る恐る近づくと、何と!!「光っていませんでした」・・・という事で、光っているというのは僕の勘違いでした。ごめんなさいね。でも何となくボンヤリ光ってる様な風に見えることは見えるので興味があったらリクエストして下さい。夜の海にはヒメセミエビがたーくさんいました。あとイタチウオを5匹も見ました。ハナタツも食事のために前面に出てきているのでとっても探しやすく、黄色いやつと赤いトゲトゲのやつのペアーが見られました。ベニイザリウオのでっかいのも活発にエスカを振っていました。そんなこんなで夜の海は思っていた以上に楽しいという事でした。5月といえば沖縄では珊瑚の産卵が話題となりますが、伊豆大島でも産卵があるのでしょうか?
担当:古山
日付 2003年5月6日(火) 天気 晴天 気温 23℃
潜水地 秋の浜 南西1.5m 水面/水底 18℃/17℃
久しぶりの更新になってしまいました。お陰様でゴールデンウィークはたくさんのお客様に来ていただき大忙しで、「やっぱりゴールデンだなー」とスタッフ一同声を合わせて呟いていました。皆さん、ご来店ありがとうございました。さて、本日の海の情報ですが、透明度は悪く7m位です。全体的にどんよりとした雰囲気の海でした。そんな中でも正面の根にはキンギョハナダイスジハナダイなどがバーッと乱舞しておりとっても綺麗でした。足下のムチカラマツにはビシャモンエビがしがみついていました。体に黄色いイボのついた面白い姿のエビなのでずーっと見入ってしまいました。段落ちには3cm位の薄いピンク色のベニイザリウオが歩いていました。久しぶりに歩いてるシーンを見ましたが、とっても愛くるしかったです。最後に「光る!」と噂されているニホンアワサンゴを見にいったのですが、昼間でもなんとなくぼんやりと光っているような感じでした。実は僕の目がおかしいって話もありますが、先日お客様と一緒に見に行ったら、お客様も光っているといってくれました。今度は夜に見に行きたいと思います。夜光ってなかったら僕の勘違いだったという事でお願いします。
担当:古山